このページでは、給与前払いサービスの仕組みについてご紹介します。
給与前払いサービスとは、給料日前に従業員が申請することによって、給与の一部を先払いするサービスです。前払いを希望する従業員が、申請時点までの実際に働いた分の給与から、一定割合の金額を支払われる仕組みになっています。
転職や転居したばかりで何かと出費がかさむ、冠婚葬祭などで出費が続くなど、すぐにお金が必要になる場合があります。こういった従業員にとって、給与前払いサービスは非常に便利なサービスだといえるでしょう。
1つは利用企業が給与前払いシステム会社に立て替えてもらい、給与前払いをするもの。
もう一つは利用企業が給与前払いシステム会社に準備金(デポジット)を用意し、利用企業から直接支払われる形態で給与前払いをするもの。
前者を「立替払い型」、後者を「直接払い型」もしくは「デポジット型」と呼びます。
なお「立替払い型」の中には「クレジットカード型」と呼ばれるものもあります。
まとめると給与前払いシステム・サービスは
「立替払い型(クレジットカード型を含む)」
もしくは
「直接払い型(デポジット型)」の2タイプに分類できます。
これらの呼び方は各社で呼び方が異なり以下のように呼ばれることもあります。
立替払い型 | 立て替え型、業者立て替え払い型…etc.(クレジットカード型はこちらに含まれる) |
---|---|
直接払い型 | デポジット型、雇用主支払い型、雇用元支払い型…etc. |
型 | メリット | デメリット |
---|---|---|
立替払い型 (クレジットカード型を含む) |
<メリット>
即支払いができること(従業員からの前払いの依頼に対して、即振り込みをすることができます。すぐに現金が欲しい従業員にとって、「即払い」はとても重要なポイントです。)※会社により即支払でもそのスピードに差があります。 |
<デメリット>
与信審査が必要なこと(サービス利用にあたり、事前審査が必要になります。なおクレジットカード型の場合は、カードの与信枠内であれば審査不要です。) |
直接払い型 (デポジット型) |
<メリット>
与信審査がないこと(中小企業や帝国データバンクに掲載していない会社など、与信審査に強くない会社でも利用可能です。) |
<デメリット>
支払いまでに時間がかかること(従業員からの前払いの依頼があっても、実際に支払われるまでの時間がかかる場合があります。たとえば銀行営業時間外などの場合、1日もしくは数日後になってしまいます。) |
従業員にとって急な出費に対応できる、即支払い可能な「立替払い型」が好まれます。
しかしながら立替払い型には導入前に与信審査があり、どの企業でも導入できるわけではないことがデメリットです。
アルバイトのお給料に対して重視するポイントとして
「日払い、週払いOK」と答えた20代が42%、
30代が44%いるという調査がもあり(※)、
導入しやすい「求人応募数アップ」「定着率アップ」の施策として注目されている給与前払いサービス。
こちらのページではサービスの特長ごとにおすすめの給与前払いサービスを紹介しています。
導入を検討されている方は参考にしてください。
【選定基準】
2022年10月時点の調査より、手数料率が一番安い企業、一番導入実績の多い企業、日本で初めて給与口座を持たず、カードをつい買いATMで出金できるシステムを構築した企業をピックアップしています。
なお、手数料は1万円を引き出した際の費用を掲載しております。