給料を担保にお金を借りることをファクタリングといいます。このページでは、給与前払いサービスとファクタリングの違いについてご紹介します。
ファクタリングとは、将来の振り込まれるはずの給料を事実上の担保にして、ファクタリング業者から現金を得るサービスです。
ファクタリング業者は利用者の将来得る予定の収益(次の給料)を買い取り、利用者が収益を得たら返してもらう、という仕組みです。買い取りにおいての手数料が収益になります。
給料前払いサービスとは、前払いを希望する従業員が、企業が導入した給与前払いサービスのシステムを利用してPCやスマートフォンから前払いを申請、承認を受けた後、銀行口座に現金が振り込まれるといったサービスです。前払い分は、次に支給される給料から差し引かれます。
働いた分の給与を給料日より前に受け取れるということから、新しい福利厚生制度の1つとして広まっており、企業側としては導入することで新規採用応募数の増加が期待できる上、離職率が低下するというメリットがあります。
給料前払いサービスとファクタリングは、給料日前に現金を受け取れる点では同じですが、サービス内容は異なります。
給与前払いサービスには給与を支払う企業が給与前払いサービス業者と組んで、従業員のために福利厚生の一環として提供する、合法的なサービスです。
一方、給料ファクタリングでは給与を支払う企業は登場せず、従業員とファクタリング業者の2者間の契約となります。将来得る給与を担保(債権)として資金の提供を受けるもので、これは労働基準法24条「給与は労働者に直接支払うこと」にあてはまっていないと考えられます。債権の譲渡は認められていないのです。
また、債権譲渡された第三者へ給与を支払うことは労働基準法では禁じられていることから、ファクタリングは合法的なサービスとは言えません。
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こちらのページではサービスの特長ごとにおすすめの給与前払いサービスを紹介しています。
導入を検討されている方は参考にしてください。
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